コラムColumnコラム Column

2016.08.29

悟りが人生のゴールではなく出発になるライフスタイルへ

今、AI(人工知能)が著しいスピードで進化し、近い将来、シンギュラリティ(技術的特異点)が訪れると言われています。
これからの時代は、地球上の全人類の知性、理性、そして感性のすべてを合わせた集団知能よりも、100億倍も優れた知能を持つAIと共存する時代になります。これは、今まで人類が経験したことのない、激しい変化が起きることを意味します。
このような道なき道を開発開拓しなければならない未知の時代に、人間は、何のためにどう生きればよいのでしょうか。

人生を演劇に喩えると、この世に生まれるということは、進行している演劇の舞台に台本もないまま飛び込むようなものです。生まれてみたら、もう演劇が繰り広げられているのです。そこに途中から無理やり入って、なんとか頑張って生きてみるのですが、いったいどんなストーリーなのか、自分がどんな役なのか、わけがわからない状態なので、生きること自体が恐怖なのです。そして常に不安や不信がつきまとい、何のために生きているのかわからないまま、最後は孤独に死ぬという悲しい人生になってしまうのです。
ですから、人生最大の課題は、演劇の台本を手に入れることなのです。台本もないまま生きることは、自分が人間として存在している存在感も存在価値も感じることができないという深刻な問題があるのです。そのような状態で存在目的を知ろうしてもわかるはずありませんし、目標や計画を立てても、途中で挫折してしまうのは当然なのです。

人間は、お金持ちになっても、有名になっても、自分の存在感を心から感じることはできず、存在目的を確信することもできません。だからどんなに地位や名誉、財産を得ても、鬱になったり自殺したりするのです。
人間は本来、自分は何者なのか、自分の存在意味、存在価値は何なのかを考える存在です。真理を知りたいのが人間なのです。
現代人の多くは、その答えをわからないまま、他人の真似をする生き方はいい加減もういやだと心が叫んでいます。しかも、今までは人間同士の競争でしたが、これからはAIとの競争になります。膨大なビッグデータから正確に判断や意思決定ができるAIに、どうやっても人間は勝つことはできません。人間が作った機械に人間が指示されて仕事するようになれば、こんな屈辱を受けていいのかと思うようになるはずです。
本当は主体性をもって堂々と自信を持って生きたい、自分の尊厳を守りたい、自分のすべてをかけて夢に没入集中して無限大爆発したい、それがこの時代の人たちの深い切実な欲求です。
それは言い換えると、真理との出会い、本当の自分との出会いです。教育でいえば第二の誕生であり、人間が真理そのものの人間になって、無限の可能性を爆発させることです。

そうなるためには、自分も宇宙も全部消える大ショックが必要です。自分の意識の中からの大爆発が必要なのです。地震や津波、原発による放射能汚染、テロなど、外からのショックでは人間変わりません。人間の固定観念はダイヤモンドより固いからです。
卵の中のひよこが、殻を破ることで空を自由に飛び回る鳥になれるように、人間も、ひとつの宇宙を破壊しない限り、新しく生まれ変わることはできないのです。

真実には、人間が5感覚で認識している人間も、宇宙も、実在しません。犬には犬の宇宙、カエルにはカエルの宇宙があるように、あくまでのこの宇宙は人間の脳がつくりだしている錯覚現実なのです。
観術は、真実に実在する永遠不変の絶対世界を、論理とイメージで100%立証し、「無」から「有」が生まれる仕組みをイメージ言語で説明しています。これは宇宙の初期設定、神の設計図を知ることにつながります。
自分も宇宙も無い状態から、どれほど心を結集させて、膨大なエネルギーをかけて、今ここに自分が存在しているのかが観えた時、無条件に自分の存在感、存在価値を感じることができます。そして過去に縛られなくなり、誰も責める必要がなくなります。今までの問題は、演劇の台本、すなわち宇宙の初期設定を知らなかっただけということがわかるからです。
そして、主体性を持って、壮大な演劇の流れを、誰もが楽しめて喜べる台本に書き換え、その新しい台本の中で自分の配役をしっかり把握し、宇宙自然の意志、歴史と文明の意志、そして時代精神とつながった自分の人生設計ができるようになります。

これからの心の時代は、悟りが人生のゴールではなく出発になるライフスタイルへ変わっていきます。そして、絶対世界を活用応用し、AIが真似できない仕事を無限に生み出すことが可能になります。
その日本発、悟りの教育産業化ビジョンを、一人でも多くの方に知っていただきたい想いで、現在『JAPAN MISSION PROJECT』全国公演を行っています。次回は10月2日(日)に東京で開催致します。関心のある方は、ぜひ足を運んでいただければ幸いです。皆様とお会いできることを心よりお待ちしています。

Noh Jesu