2012.12.03 コラム

2013年の日本

皆さんは想像できますか?
日本がアメリカやヨーロッパを越えて、世界で影響力を持つ姿を。アジアから愛され、尊敬されている日本の姿を。

今の日本の現状からは想像しづらいですよね?

私にはイメージできます。2年後から日本が底力を爆発させ、世界に希望を発信している姿が。

その希望を語る前に現状から整理しましょう。

現在はTPPやFTAなどで関税障壁を突破させ、国境を越えた貿易が当たり前になる時代です。しかし、そうなると世界でもNo1のモノ作りをしている企業しか生き残れず、国内で地位を保ち、モノ作りをしてきた企業はグローバル競争の流れの中で生き残れなくなってしまいます。

スマートフォンひとつの登場で、ウォークマン、デジタルカメラ、電子辞書、携帯ラジオなど、様々なモノ商品の売り上げは軒並み下降し、売れない製品は産業廃棄物化しています。

製品だけでなく、それらのモノ作りに投入されてきた資源、工場、設備、人員、情報・知識、技術さえも産業廃棄物化し、日本の製造業はあと数年で終わりを迎えるのではないかと囁かれています。

戦後の日本がメイドインジャパンで奇跡の成長を遂げた際に、欧米の製造業は殆どが駆逐され、欧米は情報・金融産業へと走る結果となりました。

日本の姿を真似て成長してきたアジア各国の中でも、中国と韓国はかつての日本がそうしたように、日本の製造業を駆逐して、世界一の座を狙う勝負に出ています。

そんな中、これからの日本にはどのような未来が待ち受けているのでしょうか?

11月3日、フランス紙「ル・モンド」が1面の社説で、日本が政治・経済両面で衰退していると警鐘を鳴らしました。

社説は、日本の自動車、電子機器産業が世界進出した1970年代と比較し、
「最近の日本は沈滞したニュースばかり」と指摘しています。

電機大手シャープやパナソニックが業績予想を大幅に下方修正したことや、尖閣諸島を巡る日中関係の悪化で、中国での日本車の販売が減少したことを列挙し、その上で「経済の停滞、高齢化、技術革新の能力衰退だけでなく、政治が果てしなく弱体化している。 日本政治は国難に直面し、どんどんマヒしているようだ」と評価しています。

中国が台頭する今、日本は新たなモデルを見いだす必要があると結論付けていますが、「新たなモデル」とは一体何なのでしょうか?

パナソニックは20年間分の純利益に相当する赤字をこの2年で出し尽くし、株価は暴落。津賀社長は会見で、「われわれはデジタル家電分野の負け組」と述べ、グローバル競争での完敗を認めています。

同じく過去最大の赤字を計上したシャープでは、経営陣の不協和音から希望退職者が2,000名に上り、業績低迷に歯止めが掛かりません。

日本の大手電機メーカーは、あと数年で潰れるかも知れない危機に直面しています。

尖閣問題などに起因する「日本製品に対するニーズの減少」、「デフレ長期化による価格競争の激化」により赤字は拡大する一方。構造的な問題である以上、この傾向は日本でしばらく続くことになります。

今年、国が力を入れたエルピーダメモリが倒産しましたが、上場企業23社にも赤信号が灯っている状態です。

ギリシャ財政が破綻すれば世界経済が破綻しかけるように、すべてが繋がってしまった世界に逃げ場はありません。ドミノ倒しのように、大手1社の倒産が、2社、3社に波及する頃には、もう止めようがないでしょう。

地震と津波が一瞬の出来事であったように、崩れるときは一気呵成です。

ロボット産業が発展してきている今、雑誌クーリエジャポンも『世界から“仕事”が消えていく』と題した特集を組み、ロボット化が如何に人間の労働者が不要になる時代をもたらすのかに対して警鐘を鳴らし『自分で仕事を創る』ことの重要性を訴えています。

では、人間にしかできない仕事とは一体何なのでしょうか?

それは、五感覚を超越した感性・感動をもたらす「悟りの産業化」に他なりません。

新しい感覚を身につけ、アウトプットだけを楽しむ五感覚(メカニズム感覚)を超越したインプット感覚(システム感覚)を備えた人が増えることで、日本の底力である和心(絶対主義の和)を胎動させ、新しい教育産業として、世界に侍の悟り(精神)を輸出できるようになるのです。

世界が求めている智恵は、日本にあります。

アップルがスマートフォンでアプリを開発する65万社を味方につけ、ノキアを越えて世界一になったように、人間を『生命機械を有する自由意志である』と観たときに、その人間自身にインプットされる認識物をコントロールできる6感覚(システム感覚)を体得した日本人が増えれば、産業の在り方が変わり、資本主義プレートも人本主義プレートへと変化していきます。

来年、仮に第3局が政権を取ったとしても何も変わらなかった現実を見た日本人が目覚め始め、行動を興す時に日本が再び立ち上がるのです。

侍が自らのプライドよりも大切にした刀を捨てた明治維新を越えて、エゴを捨てた日本の侍達が真理の剣を手にして世界を建て直していく、そんな未来が2年後から始まります。

2013年に必要とされるのは、自意識(自我)を越え、判断基準と観点固定の問題を越えた個人の力です。

古い楔を切って、人類500万年の歴史を終わりにさせ、勇気と知恵を持って新しい時代の幕開けにチャレンジする日本の侍達が、新たなる産業を構築し、新しい職業、新しい生き方を実現していく日は、目の前にまで迫っています。

Noh Jesu