2018.02.28 コラム

今までの教育や科学技術の限界を補う“無の秘密”と“心の感覚”

 

人類の未来の方向性を考える上で、重要なアジェンダがあります。

今まで私達は疑いもなく、当然「宇宙は有る」と思って生きてきました。

しかし、宇宙は本当に実在するのでしょうか?

実在するのなら、そのことを論理的に立証できるでしょうか?

 

知のパラダイム大転換が起こる今の時代、すべての教育者、科学者、そして学術研究者は、このアジェンダに向き合わなければならなくなります。

もしこの命題が立証できなければ、既存の知識や探求の土台がそもそもまったく成り立っていない虚構であったということになります。

また、もし「宇宙は実在するのか」という命題を立証できなければ、人間理性の究極の目標・ゴールである真理に到達することも到底不可能でしょう。

 

もし宇宙が実在するという明確な立証ができないのであれば、逆に、「宇宙は本当は実在しないのではないか」という命題についての論証も必要になります。

それにより、宇宙が実在しないことが立証できたならば、既存のあらゆる知の体系は、その中心土台となる認識の基準点を、完全に変化させなければならなくなるでしょう。

 

最近は科学でも、「この現実は観測するまでは存在しない」と言っています。

これはどういう意味なのでしょうか?

 

観測する側と観測される側は、どんな仕組みで成り立っているのでしょうか?

もし宇宙が実在しないのであれば、なぜ有るように見えるのでしょうか?

有るように見えるこの世界を成り立たせているものはいったい何なのでしょうか?

時空間も存在も無いところから、なぜ、どんな仕組みで、それらが有るように見えるのでしょうか?

無とは何でしょうか?

無の秘密、無の原理とは何なのでしょうか?

究極の実在、リアリティは何なのでしょうか?

このような本質について、本気で議論しなければならない時代にきているのです。

 

すべての変化を生み出している力の根源、世界の根源、宇宙の根源。人類はそれを知りたくてずっと追求してきました。

科学は、いま人間が見ている宇宙は138億年前に誕生したと言っていますが、特異点を超えることができず、宇宙の根源を明確に定義することができていません。

昨年出版させて頂いた「宇宙一美しい奇跡の数式 0=∞=1」の「0=∞=1」は、宇宙(世界)の根源を数式で表したものです。

 

認識技術「観術」では、宇宙の根源を明確に定義し、時空間も存在もエネルギーも無いところから有るように変化を起こしている変化の仕組み、力の根源、認識の原因を明確に説明しています。宇宙の根源は、「尊厳の力」とも言っています。

時空間も存在もエネルギーも無いところから、有るようになっている仕組み、すなわち「無の秘密」を理解することで、物質と意識を統合することができ、宇宙の根源・尊厳の力を活用応用する心の感覚を付けることができます。

 

エネルギーよりも繊細な心の感覚を付け、人間性能をバージョンアップさせることができる認識技術は、人間の仕事がAI(人工知能)に代替されていくこれからの時代、今までの教育の限界を補うメタ知識として貢献できると確信しています。

経済や産業の観点からみると、「0=∞=1」は半導体以降の新素材でもあります。

今までの素材は触ることができましたが、半導体以降の新素材は、体の感覚で触れるものではありません。認識の素材なので心の感覚が必要になります。

その心の感覚を開発できる認識技術は、科学技術の限界を補いながら、半導体以降の新素材を活用応用した新しい経済大陸を開発開拓する道具としても、大きく役立つでしょう。

Noh Jesu