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2019.02.28

新しい基準点による“基軸教育”で美しい勝者のモデルになる日本

 

人間の歴史は、摩擦・衝突・戦争・破壊の繰り返しといえます。
この戦争のパラダイムにピリオドを打ち、平和のパラダイムへとシフトするためには、新しい基準点を確立するだけではなく、現実的にも集団のモデルが必要になってきます。

 
近代史において、西洋植民地帝国主義の支配の時代に、アジアで唯一近代化を成功させ、西洋諸国と互角以上の力を持つまでに発展した日本は、アジアの尊厳を叫び、命がけで守ろうと戦いました。

当時、戦争せずに孤立して植民地にされていく日本を選択するよりは、たとえ勝算が明確には見えなかったとしても、勇気を持って立ち上がって、アジアの尊厳を代表し、歴史の流れの大反転攻勢に挑戦した日本。
そこには、侍たちの勝負の爆発があったのです。

 
共産主義や自由主義、金融勢力などの背後の意図もあり、戦争に取り組むしかないような時代環境の中でも、正々堂々とすべての力を出し切って最後まで戦ったのが日本です。
しかし、戦争のルールも無視した日本全土への都市無差別空襲を受け、民間人までも対象とした大量破壊兵器である原爆を二発も落とされ、完全敗北となってしまいました。

日本は自分たちの誇りも尊厳も、築き上げてきたものもすべて徹底的に破壊されたにもかかわらず、アメリカの占領軍に対してテロを起こすこともなく、敗北の痛みを抱きしめ、悔しさを胸の奥深くにおさめながら、敗戦国としての立場のすべてを受け入れたことは、奇跡という他はないでしょう。

これは例えば9・11後のアフガニスタンやイラクでの混乱やテロの報復、暴力の連鎖が止まないことと比較すれば、日本の姿勢・態度は、ありえないような敗者の美学を示したと思います。

さらに戦後においては、日本のエネルギーを集中させ、壊滅的な大敗北からほんの数十年で、奇跡的な日本ブランド“Made in Japan”を確立し、経済戦争でもアメリカを始め世界を圧倒してしまったのです。

しかし、1985年の円プラザ合意をきっかけに、今度はバブル崩壊という経済的な原爆を落とされ、再びすべてを破壊されました。

 
このように日本は、「軍事戦争での大勝利と大敗北」「経済戦争での大勝利と大敗北」という連続二段階の大勝利と大敗北を経験し、アメリカのグローバリズムのもとで経済政策を主導されるようになりました。
それでもアメリカを恨まず、アメリカから学びながら、自分たち本来の良さを発揮することで、日本の役割や世界貢献の道を探そうとしている日本がいます。
日本でなければこのような美しい姿勢、寛大な心で、恨みと憎悪を完璧に制圧することは不可能だったでしょう。

日本は、戦後74年間、敗者がどうあるべきか、敗者の最も美しく理想的なあり方・思い方・やり方のモデルを十分に実践し、世界に提示してくれました。敗れた側は潔くこうあるべきだという、敗者の品格、敗者の美学を充分実践してみせたと思います。

ですから今度は、その敗者の品格を持った上で、より大きく世界を反転させて大変革を具現化させる、次元上昇した美しい勝者のモデルをどう構築するかというアジェンダに取り組み、それを完成させてほしいと思います。

 

大きな観点で見た時、日本に託されている次の使命は、未来の方向性を世界に示すことです。
今まで充分に敗者のモデルを実践し続けた日本は、これからは本当に美しい勝者のモデルになる出番です。

未だ根本解決ができていない自由主義と共産主義の対立、西洋と非西洋の対立の問題などをリセットし、Win-Win・All-Winの美しく尊厳溢れる文化文明を創造する勝者の品格と美学を、尊厳主義の日本で示してほしいと思います。

これから日本の真実の愛で、「ハート・オブ・ジャパン(Heart of Japan)」の尊厳の心の勝負を、歴史に実践してみせる時が来ています。

それは、軍事戦争や経済戦争ではなく、人類を「観点の問題」から自由にし、今までのように脳の観点を基準点にするのではなく、真実を基準点とした“基軸教育”を確立する教育戦争です。

人類の尊厳の破壊に対して完全勝利することができる完全組織(完全集団)の創建を通して、日本は美しい勝者のモデルを提示することができると思います。
集団としての類まれな資質や、歴史・伝統の底力があり、貴重な歴史的経験を歩んできた日本から、希望の未来社会が創建されることを願っています。

 
Noh Jesu