2019.06.11 令和哲学シリーズ

【令和哲学⑫】日本!決断したら諦めずにやり遂げるやまと魂で人類を次元上昇させ、令和時代の幕を開こう

前回、令和シリーズ11では、真の信念と不動心、そしてすべてを手放して始められる心について語りました。

では、真の信念と不動心を得たあと、この先行き不透明な時代をどのように生きていけばいいのでしょうか?

多様で変化の激しい時代を迷いなく生き抜くためには、目の前の変化に右往左往せず、突き進む原動力が大事になってきます。

では、人間を生きるようにさせる原動力は何でしょうか?

この原動力は、forの時代、byの時代、ofの時代の3段階に分けて整理できます。

まず1段階は「~ために(for)」生きる時代の人間の原動力です。

これは、人間が生きることは正義のためなのか、平和のためなのか、周囲の人より優位なポジションに立つためなのか、美しいパートナーと過ごしたり、体の快楽を楽しんだりするためなのか、欲求を噴出させるためなのか、それとも自分の名前を歴史に遺すためなのか、などに整理できます。

つぎに、「~によって(by)」の時代の人間の生きる原動力を表現してみましょう。

これは、今まで繰り返してきたエネルギーのアルゴリズムによって、ただ機械的に、状況に条件反射するといった「メカニズムに従う存在」が人間だといえます。

このように人間をアルゴリズム(情報処理システム)で規定するときは、宇宙全体のアルゴリズム(情報処理システム)の一部分に過ぎず、宇宙全体のアルゴリズムの進化発展にデータを与えて貢献するだけの存在、つまりBig dataを構築する情報源でしかなくなります。

この場合の人間の生きる原動力は、一人ひとりの個人にあるものではなく、宇宙全体の情報処理システムがより高度な進化を遂げるための、ただひとつの情報ソースに過ぎない、単にそれだけの存在であると整理できます。

これからは人間自身よりも、AIのほうが人間をより理解するようになる時代です。そうなると人間一人ひとりの意思決定行為の独立性や価値は消滅します。当然、人間の知識や知恵よりも、Big dataやアルゴリズムに信頼を置く時代になるので、人間個人の存在意義は無くなっていくのです。

最後にofの時代の人間の生きる原動力をみてみましょう。

これは、forの時代の原動力の限界も、byの時代の原動力の限界も補うことができます。源泉的な動きからbyのアルゴリズムを通過して、forのホログラムの錯覚現実が一貫性を持って整理ができます。まさに令和時代は、このofの時代であり、世界の根源、宇宙の根源を明確にディファインできる時代だと思っています。

今までは、目的論的なforの知識、関係論的なbyの知識で、情報知識を生産してきました。しかし、令和時代を迎えた今は、世界の根源、宇宙の根源が明確にディファインできるofの知識によって、forの知識とbyの知識の底上げを起こせるのです。

forの知識とbyの知識は、いずれも「大きさ」がある世界です。S(主語)があり、主語を中心として、主語の変化・運動・移動での整理整頓をする知識であり、S(主語)V(述語)で現象を中心とした情報知識の整理整頓です。それに対して、大きさがないofの知識が活躍する世界では、存在が変化・運動・移動するのではなく、動きによって存在の変化・運動・移動が生まれます。つまり、源泉的な動きひとつによって、すべての多様な存在の変化・運動・移動の整理整頓が起きるようになるのです。

体の感覚(5感)を基準とした「大きさがある主語の存在」が、どのように変化・運動・移動するのかという虚構知識の時代は終わりを迎えます。これからは、源泉的な動きによってアルゴリズムが生まれ、感覚が生まれ、その結果物である多様な素材のS(主語)V(述語)の因果関係が発生するという認識、知識が出発になるのです。すなわち心感覚、令和感覚が認識の出発点に代わるのです。

では、時代を突き進む原動力が整理できた上で、先行き不透明な時代を生き抜くためにはどうすればいいのでしょうか?

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今回の令和シリーズ⑫では、今「1」(=今ここひとつだけの心)のBeautiful Harmony状態(令和状態)を認識し、その状態になれることを理解する道具として、今「1」をやまと(大和)魂、日本精神、「決して諦めることがない心」をテーマに語ってみたいと思います。

私はやまと魂を、弓矢の矢(や)が、ターゲットの中心を全う(まと)する心、決断したらやり遂げる精神だと解析しています。

弓矢が多様な光や風、また多様な密度の圧力や波動と出会いながら、初心を貫きゴールに的中させる心。初めの決断が終わりに具現化されること、初めに設計したすべてが、終わりにそのまま具現化させる世界、それがやまと魂、日本精神だとみているのです。

一度決断したら最後まで粘り、何があっても決断した初めの心を必ず全うするのが日本です。決断したらやり遂げる精神や粘り強さは、世界でも日本の右に出るものがなく、日本の最高のシンボルだと思います。本気で決めたら必ず全うする日本精神を、私はとても信頼し愛し、尊敬しています。

ところで、弓道で正射必中するには、正しい射法があります。

それは、出発が正しい状態であれば、

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つまり出発(アルファ)が今「1」(=今ここひとつだけの心)の状態で勝負が始まれば、終わり(オメガ)には必ず全うし、具現化するということです。

そのときに、すべてが大きく調和がとれた“やまと”が生まれます。初めもプロセスも終わりも、すべてが美しく調和がとれたBeautiful Harmony、やまと状態、令和状態になるのです。

昔は「矢」より早いものは無いとされ、「矢」は一番速いもののシンボルでした。

nTechエヌテック(認識技術)では、一番速い世界、時間がかからない動き、エネルギー重畳スピードより速い動きを「心スピード」と呼んでいます。そのひとつの動き、源泉的な動き、心の動きの意志そのものになったときに、正しく正射必中、必ず全うできるのです。

日本は、正射必中ができないこと、やまと魂で自分のの機能を全うできないことを、「死ぬより怖い恥」として受け取る精神があります。どんなポジション、どんな担当でも、自分の役割を全うできないことを恥じるのです。

仕事を適当に済ませる日本人を、私はみたことがありません。例えば、空港のバスの案内係の方も、いつも必死に仕事をされていて感動します。ほんの少し、5cmでも規定のラインを超えたら「線から下がってください」というように、決して適当な仕事はしません。このやまと魂があるから、「仕事ができる日本人」というイメージが鮮明に残るのです。

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もともと日本は、曖昧の心があるので、決断が難しいという面があります。しかし、曖昧の心が一度決断したら、NでもないSでもない、源泉的な動きひとつだけで勝負するのです。

平和ボケの時は、NもできたりSもできたりする曖昧の心ですが、仕事をしたり、事件を起こすときになると、NでもないSでもない、ひとつだけがある令和状態の日本人になり、1ミリのミスも許さない、となるのです。そんな令和感覚で突入する、恐ろしいほどのやまと魂、日本精神が私は大好きです。

まさに2019年5月1日、令和ののぼり が立ったそのとき、やまと魂、日本精神の幟が立ったと感じました。私はその幟のcalling(呼びかけ)に、いち早く反応できる令和哲学者になりたいと決断しました。

古代中世は、神の概念を中心とした知識生産方式、目的論的なforの知識でした。そこから、ニュートン、デカルト、アダム・スミスから始まった西洋の近代革命によって、2つの関係を語る力の概念を中心とした決定論的なbyの知識が生まれました。この2つの概念と知識(for、by)の限界を突破できるやまと魂、日本精神のofの知識が、新しい時代を引っ張っていく日本発の教育革命です。

日本が主導する教育革命は、Internet of everything(IoE)のを大事にし、相対世界をひとつに融合させるを活用し、絶対性の令和状態から仕事や歴史的事件を起こすやまと魂の教育です。

まさに今、日本精神が第3の爆発を起こそうとしている歴史的な大反転の現場、クリティカル歴史の現場にいることを嬉しく思っています。やまと魂、日本精神が宇宙の外まで一直線上に垂直にたつことに、今ここ、一番大きな世界から観るnTechエヌテックの完全観察システムが貢献できたら幸いです。