2019.12.08 令和哲学シリーズ

【令和哲学36】韓国の『反日種族主義』を通してみたこの時代の課題④<(脳)からPU(心)の時代>

反日嫌韓を煽動する日韓分離政策に対し、賢明な対応ができる未来勢力を構築するためにはどんな教育が必要なのでしょうか。

今回のシリーズ4回目では、上記について語ってみたいと思います。

 これまでのシリーズ一覧(よろしければこちらもご覧ください):

明治時代の大アジア主義の夢が破壊され、生まれてきた自由主義、共産主義の対立、すなわち朝鮮半島と日本を巡る勢力争いが、更なる冷戦時代に突入するのではないかという不安な世界情勢が続いています。

アメリカ・中国の貿易戦争と共に、日韓関係も貿易戦争にみえる摩擦がどんどん進んでいく時代の流れの中で、韓国の元ソウル大学経済学部の李栄薫(イ・ヨンフン)教授による著書『反日種族主義』が日本で出版され、大きな話題を呼んでいます。

彼の勇気ある命懸けの行動と学者としての良心に、多くの日本の方が感動して彼を応援する心になっていると思います。私も彼の勇気にとても感動しました。共に新しく生まれ変わった韓国と、次元上昇した日韓関係・未来勢力を創建したいと思っています。

シャーマニズム的反日種族主義に沿って75年間教育された韓国内の反日感情をオールゼロ化させるプロジェクトは、本1冊で解決できる問題ではないと思っています。

人間に対して、集団に対して、戦争に対して、深い洞察を必要とする新しい哲学と、その哲学を土台にして新しい未来を創ろうとする主体勢力が生まれない限り、反日嫌韓と呼ばれる日韓関係を次元上昇させることは不可能に近いのです。

しかし、この関係性を大反転させる時代の精神は「不可能にチャレンジして可能にさせる」ことでもあります。

 

歴史上ありえなかったチームプレイを可能にする最高の同盟国、パートナーに日韓関係を変化させ、摩擦、衝突、戦争を繰り返してきた人類歴史を愛と信頼を土台にする尊厳の歴史に変える。そのような歴史最高の偉大な同盟を組めるようにしていきたいと決断して、24年間私はその活動を行っています。ですから、韓国の中で李栄薫(イ・ヨンフン)教授のような方が学者として活躍されてきていることはありがたいことでもありますし、歴史的必然、時代的必然として受け取っています。

日韓がそのような歴史最大の偉大な同盟が組めるようになるためには、人類75億人が憧れる技術・商品・職業・産業を次々と生み出すことができる教育が必要です。

教育活動と経済活動が融合できている教育ビジョン同盟、経済ビジョン同盟の2つのことが同時に具現化できた時、これらは政治・外交・文化・芸術のビジョン同盟に拡張され、全世界をネクスト・ルネッサンスに牽引ができる“未来創建の主体”になることができるのです。

そのためには、何よりも反日嫌韓を先導する日韓分離政策に対して、智恵をもって対応できる未来勢力を構築することが最優先課題です。

この未来勢力が自分の経済的生活も進化発展させながら、思う存分、未来創建に勢力を拡大していける一石二鳥の技術コンテンツがとても大事だと思います。そのコンテンツこそ、PCを補うことができるPU(Personal Universe)商品なのです。

電子計算機黎明期時代のコンピュータは10階建のビル全体がパソコンという巨大さであり、人間はその内(なか)でパソコン機能を楽しんだり、活用応用したりする時代がありました。

そこから時代を経て、現代では人間がビルの外、つまりパソコンの外に出て、10階建のビル1個分のパソコンを何百個も集め今のスマートフォン程の大きさに圧縮し、指2本でそのコンピュータ―を操作、統制ができるMy Computer・Personal Computer、PCが当たり前の時代になっています。

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それだけにとどまらずポスト身体社会と言われるなか、人間の身体の内にもチップが入り機械身体と呼んで、まるで日本の漫画・アニメ作品の『攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL』のような時代がそう遠くない未来に来ることを薄々感じています。

人類歴史を振り返れば、身体が宇宙空間の内で活動する今までの人類500万年間の歴史がありました。そして、これからAI(人工知能)が大活躍するシンギュラリティ、科学技術の特異点、すなわちAIがAIをコピーする科学技術の終焉の時がこようとしています。その時、人間はどんな技術やどんな楽しみ感動で意味価値をつけて生きるのでしょうか。

“科学技術”の次にくる技術を考えた時に、今の科学技術は地球科学にとどまらず宇宙科学に進化発展していく流れであり、「一番深い心」を自由自在に活用する“認識技術”、この認識技術の時代が歴史のメジャーとして登場するのです。

そのイメージでみてみれば、宇宙空間の内の地球、地球の内の人間の身体、人間の身体・脳・思い込み・エネルギーの内に閉ざされていた心が大爆発しながら、宇宙の外、エネルギーの外へ外出することに成功し、大自由の心の時代を演出していけるのです。

さらに、PCの時代からPUの時代に歴史的な大反転をおこすことができるのです。

私たちは、スマートフォンの画面を通して何千本の映画をみることができます。

しかし、ハンカチでは映画をみることはできません。なぜならば、スマートフォンには電気が通る・通らない、赤信号・青信号、それらが1対1の対称性のエネルギーアルゴリズムによって、すなわち電気半導体のチップのバックアップの元でスマートフォンのアナログの認識画面が成立するからです。ハンカチの中では、エネルギーアルゴリズム・チップがないので映画をみることはできないのです。

 

このようなデジタルの動きの蓄積によって、アナログの多様な変化、運動、移動の画面を生産できるコンピュータの作動原理と意識の作動原理、宇宙の作動原理は全て同一のパターンを持っています。

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ですからデジタル理解方式とアナログ理解方式の関係性をマスターすることで、統制不可能だった目の前の物理の宇宙、意識の宇宙を電気半導体チップのように、心の動きを活用した心の半導体チップを活用することで、「理解できる、説明できる、統制できる、予測できる、期待できる状態」になります。

そのことで、宇宙の作動、意識の作動は心の源泉的動きによって行っていることを明らかにさせることができます。

世界の根源、宇宙の根源である源泉的動きを“心の半導体”として認識させることで、心のエネルギー化、エネルギーの物質化という連続二段階変革を通して、目の前の現実という認識画面が成り立っていることを説明できるのです。

 

人間の一番深い心である源泉的動きが心の半導体を構築する動きになって(心のエネルギー化)、観点、感情、構造、関係、感覚を演出して現実画面を誕生していること(エネルギーの物質化)。それが、数学物理学など、あらゆる知識を矛盾なく大統合できる認識技術であり、教育技術nTechであり、EduTech(エデュテック、education + technology)です。この技術がPCからPU(パーソナル・ユニバース)の時代、世界基軸教育になっていくのです。それを創ることができるのは、ずっと心感覚を切磋琢磨してきた日本であり、このことを通して日本が英雄集団になるという確信があります。

今ここ身体の目で見るのではなく、源泉的動き「1」でみる今ここ完全観察システムがPCからPU、IoEの時代を引っ張っていく英雄集団日本に貢献できたら幸いです。

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blog.noh-jesu.com