2016.12.21 nTechについて

人間代行者AIが80億登場する情報の大氾濫時代(3)~情報知識を整理整頓する羅針盤~

人間代行者AIが80億登場する情報の大氾濫時代 〜情報知識を整理整頓する羅針盤〜

編集部の西勝です。【人間代行者AIが80億登場する情報の大氾濫時代〜情報知識を整理整頓する羅針盤〜】をテーマに、3回に分けてお届けしております。

前回前々回の記事では、情報の大氾濫時代を生き抜くために、情報知識の整理整頓の道具である、客観的観察の必要性と、今までの情報知識の整理整頓の道具である主観的独断の問題を引き合いに出しながら、客観的観察とは何なのか?という内容をお伝えしました。

今回は、この客観的観察について、誰もが客観的観察をできるようになるために「客観的観察を一般常識化するために、どのように再現・伝達していくのか?(How to)」について、詳しくお伝えしていきます。

3回に渡ったシリーズも、クライマックスです!氾濫する情報知識の、新しい整理整頓の仕方、客観的観察ができる道具を、あなたも手に入れる道が観えますよ。今回も、前回に引き続き、Nohさんとの対談形式で進めてまいりますね。

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なぜ、客観的観察を再現・伝達ができなかったのか?

西勝
情報知識を整理整頓する羅針盤というテーマに沿って、語ってきました。その羅針盤が、1つの動きから情報知識を整理整頓する、客観的観察であるということでしたよね。
Noh
そうですね。これからの時代は、宇宙の根源である5次元1つの動きを使わないと、情報知識の整理整頓が出来ない時代になってくると思います。
西勝
さて、前回、この客観的観察を、歴史上にできた人物がいたという事を聞きましたが、具体的にどういった人があげられますか?
Noh
釈迦や老子が該当しますね。宇宙の根源、5次元1つの動きを、釈迦は空、老子は道と、表現しています。例えば般若心経では、無色無受想行識無眼耳鼻舌身意無色声香味触法・・という風に、人間5感覚脳で認識する世界は実在しないと伝えています。更には、そもそも5感覚が無いのだから、5感覚で認識している宇宙も実在しない。だけれども、たった1つあるものがあり、それが空だと言っていますね。
西勝
宇宙の根源を空と表現しているということですね。しかしなぜ、客観的観察を再現・伝達ができなかったのでしょうか?
Noh
そもそも、本物の客観、5次元1つの動き自体は、イメージ不可能・言語化不可能です。皆さんも、不立文字という言葉を聞いたことがあると思いますが、言語を超えた世界だから、理解不能です。だから瞑想やフィーリングを通して、客観的観察へ到達する方法しかなかった。このように、客観的観察を言語化できなかったから、再現・伝達ができなかったのです。

客観的観察を再現・伝達するための、新しい言語が必要

西勝
ハイレベルな世界ですね・・。逆の見方をすると、言語の用途・意味や価値を教えて頂けますか。
Noh
例えば、絵画を描いていた時代と、言語が発明された時代だと、共有できる内容と範囲が全く異なりますよね。言語はそれだけ、人類にとって、偉大な発明でした。

そして、今は自然言語を日常会話で使っていますね。そして単語を暗記して、活用しているので、暗記言語とここでは称しています。歴史をたどれば、動物との戦いに生き残るために、人間は、暗記言語を使って、言語がない動物には出来ないような内容をお互いに共有し、団結し、動物との戦いに勝利して、動物に脅かされる事のない社会を創ることができました。

しかし、例えばリンゴという言葉1つとっても、皆イメージはバラバラです。それぞれの経験・観点が違うという意味で、主観的ですから、情報の整理整頓ができませんし、言語のイメージもズレてしまいます。このように、暗記言語にも、限界があるんです。

しかしこの限界は無視して、科学技術が発展します。その裏に、数学言語がありました。数式によって、宇宙自然を客観的に整理する言語です。この言語によって、地球から太陽系・銀河系の距離、そして自転や公転の軌道を1ミリの狂いもなく、整理整頓することができました。それにより、今ではロケットもでき、人間は地球の外へも出ることができました。
それだけでなく、原子や分子・素粒子など、ミクロの世界も客観的に整理するので、電話やPCなどの発明もできましたし、皆さんもその素晴らしい恩恵を享受していますよね。

しかし、前回の記事でお伝えした通り、客観と思われている数学言語も、人間の5感覚脳から情報を整理整頓しているので、人間の主観的独断の範囲です。

言語があるから、伝達・再現し、共有でき、そして包括している汎用性が広ければ広いほど、その言語の共有できる内容と範囲が広いと言えます。人間はこのように言語を使って、様々な伝達・再現・共有をし、文明を発展してきました。

そして、今までの全ての言語を包括し、表現・伝達・再現・共有可能な、イメージ言語を開発しました。イメージ言語とは、先ほどの不立文字の世界と対比してみれば、今までイメージ不可能・表現不可能とされてきた世界を、イメージ可能・表現可能にする言語です。

西勝
なるほど。言語の可能性の広さを感じます。すると、宇宙全体の成り立ちを1つの動きで整理整頓する、Nohさんの開発したイメージ言語は、今までの、すべての言語から解析された情報知識すべてを、1つの動きで整理整頓し、伝達・共有可能にしているわけですよね。改めて、イメージ言語の威力、今までのスケールでは計り知れないインパクトを感じます。イメージ言語について、詳しく知りたいあなたは、ぜひnTech1dayセミナー・認識セミナーをご受講されてみてくださいね!

イメージ言語による、客観的観察の一般常識化で、社会と個人がどう変わるのか?

西勝
今日もボリューミーですね(笑)一旦ここまでをまとめてもらえますか?
Noh
人間5感覚脳の主観的独断から生まれた言語=暗記言語・数学言語に対して、人間5感覚脳を越えた、本物の客観から生まれた言語=イメージ言語を応用活用することで、客観的観察が可能になるということでしたね。
西勝
ありがとうございます。では、イメージ言語を応用し活用することで、このAIまで台頭してきた、情報の大氾濫時代において、社会と個人にどのような影響をもたらすのでしょうか?
Noh
はい、まずAIを一言で言うと、暗記能力で人間を圧倒しますよね。人間であれば3日前の昼食の記憶も曖昧ですが、AIであれば100日前の昼食のカロリーだって明確に答えられます。

さて、例えば、人間が犬を見ているとします。犬の顔をみて、それを犬だと分かる観察行為の仕方は、人間5感覚で観察し、人間5感覚のデータを調べて、そこから暗記させ、次にまた犬を見た時などに、そのデータを使いますよね。このような観察行為は、Deep learningでも同様に行っています。観点を持ち、5感覚で観察行為を使い、データを分析して暗記させ、後で検索してデータを使うのは同じことなのです。そのため、5感覚のデータを蓄積する能力を人間以上に高められるAIは、暗記能力で人間を圧倒していきます。では、イメージ言語を活用した人間は何が違うと思いますか?

西勝
観察行為そのものが、カギのように思います。
Noh
そうですね。先ほどの例えで言うと、イメージ言語を活用した人間は犬を観る時に、ただ単に名前・5感覚で観察していません。宇宙の根源である5次元1つの動きから4次元3次元の関係性を同時に観察しますから、全ての情報が1つの動きに収れんされて、宇宙の根源から4次元を道具に使います。つまり、エネルギーから光から物質から生命から人間の意識まで、エネルギーのフラクタルで、自らが犬をコピーし、創っていることが分かっている状態です。つまりそれが客観的観察といえます。
西勝
なるほど。ということは、5感覚の観察行為からの暗記言語では、名前は分かるけれども、自らが犬全体をコピーし、創造しているということを分からなかったのですね。イメージ言語を活用した個人と、個人の情報知識との出会い方は、全く新しいですね。
Noh
はい。前々回の記事でもお伝えしましたが、全てが本物の客観からイメージ言語を使って、情報がシンプル化されるということは、学問の再定義も起きていきます。今は学問が多様化して複雑化していますが、本物の客観を基準にした情報知識の整理整頓ができれば、実は学問の大統合ができ、社会全体を底上げすることにも繋がっていきます。

そして、この本物の客観というのはAIでは絶対到達できない繊細なこころの領域の開発・開拓が可能ですから、一回存在させたら消すことの出来ない5感覚を使う状態から、ゼロ感覚・再創造感覚を使うことにより、知っている世界から自由になり、心も複雑からシンプルになり、スッキリしますし、個人の人間力・人間関係力・意思決定能力等を飛躍的に向上させる事が出来ます。

より詳細に話すと、今までの人類は、人間5感覚脳の主観的独断で生まれた解析で全てと出会い、知っている世界から離れられずに、ずっと、争いをしてきました。たとえ科学技術で人体をバージョンアップできても、人間5感覚の観点の中に入っているから、一人一人が自分の尊厳を守ることが出来ずに、思い込みでしか、意思決定をすることができませんでした。
このような、思い込みの中で、自己否定や他人否定をする個人と、その個人が集まった集団の意思決定は、どうでしょうか?

西勝
そうですね。意思決定しているようで、思い込みの中で、相手や自分をジャッジしているのですから、実は意思決定をしていない個人や集団に、見えてしまいます。だから未だに、政党や宗教間の争いが絶えず、家族間でも離婚が多いですし、日本では、若者の自殺率も高いのも理解できます。
では、イメージ言語を活用した個人や集団の意思決定は、どのように変化してくのでしょうか?
Noh
はい、一人一人が自分の尊厳を自分で守れる。そんな人達が集まっている集団は、集団が大きくなればなるほど、賢いし、もっと愛があふれ、平和があふれた集団意思決定ができますね。

イメージ言語を活用することで、宇宙の仕組みに沿った意思決定方式ができるので、無駄がありません。それにより、意思決定コストを削減しているのです。
そんな個人や集団は、全てが無限の可能性であることが分かりますから、よりアイディアを発揮したり、クリエイティブも発揮できるようになります。

そして、イメージ言語を用いて、すべてを共有可能だからこそ、全く新しい領域の技術化・商品化、職業化が可能です。そのコンテンツが完成できていますし、今はその広げ方を、完成させようとしています。ぜひ興味を持っていただければ嬉しいです。

西勝
なるほど。イメージ言語によって、複雑な情報知識をシンプルに整理整頓できるし、アイディアやクリエイティブが生まれ、個人と集団の意思決定コストが削減されていくのですね。そのような人材が量産される未来が、とても楽しみです。

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いかがでしたでしょうか?客観的観察を一般常識化するために、本物の客観をイメージ・伝達・表現・再現可能としたイメージ言語をご紹介しました。情報の大氾濫時代を生き抜く智慧として、興味を持ってくだされば幸いです。

3回に渡ったシリーズは、今回で終了となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。是非、他の記事もお楽しみください。