2018.08.13 コラム

2020年、平和の歴史へのターニングポイントをつくる日本の使命と認識革命

 
今まで人類は、「人間(自分)が見ている宇宙が実在する」という有のパラダイムで生きてきました。

しかし、人間が見ている宇宙は、人間の脳の観点のフィルターを通して映し出されている3次元立体スクリーンであり、絶対的に実在しているものではありません。現実世界は、脳の錯覚現象なのです。

 

人間が見ている人間の宇宙は、なぜ、どんな仕組みで生まれているのか。

宇宙の根源とは何なのか。

心とは何なのか。

無とは何なのか。

 

そのような本質的な問いに対する明確な答え規定し、科学技術の限界を補って、真実の世界・宇宙の根源を活用応用することを可能にする未来技術が、認識技術(nTech)です。

 

真理の観点からみると、今までの人類の歴史・文明が長い間戦争をしてきたのは、それによって、最適構造・最適ルール・最適システムをつくるためだったと解析することができます。

しかし、戦争のように、破壊による創造に依存する文化文明の創造システムでは、多くの人たちに苦痛を与えてしまう、あまりにも野蛮なやり方です。

人間は、自分の思い通りにならない相手の判断基準を、自分の思い通りに変化させることができない時、相手を殺そうとするのです。

人間一人ひとりが、宇宙の根源を明確に理解し、生きたまま自分の判断基準を一旦オールゼロ化すること、そして、ひとつしかない真実の世界・本当の自分であるオリジナルマインドそのものになることが、幸せと平和への最短の道といえるでしょう。

それは、今の時代の多様で複雑な問題を根本から解決し、人間一人ひとりの尊厳を土台にした新しい秩序「尊厳文明」へと世界全体を上昇させる道でもあります。

 

新しい秩序を創建するためには、軍事力を中心にしたWin-Loseの資本主義・個人主義から、教育力によるWin-Win
All-Winの人本主義・共同体主義へと、ゲームチェンジしていく必要があります。

それは、既存の知識・技術・ルール・システム・秩序を破壊せず、それらの良さを生かしながら、真理を活用応用したメタレベルの新しい知識・技術・ルール・システム・秩序をつくっていくことです。

つまり、「人間(自分)が見ている宇宙は実在しない」という無のパラダイムへ基準点を大転換し、新しい基準点、すなわち真実の世界・宇宙の根源から、宇宙の進化の仕組み通りに、すべてを調和させ、進化させることができる新しい知識・技術・ルール・システム・秩序を創建することです。

 

最も残酷な戦争の道具は原爆だと思いがちですが、それ以上に残酷なのは、原爆をつくり、それを使って戦争を計画する人間の心であり、その心をつくっているのが脳の観点です。

脳の観点が生まれる仕組みを理解し、観点をオールゼロ化する認識革命・教育革命が、既に日本から始まっています。
日本にはすべてを包み込む大和魂があり、類まれな勇気と底力があります。
世界を平和的に結んでいく使命が日本にはあるのです。

 

私は、韓国人でありながら、日本こそが世界で唯一、人類を平和へ導く突破口となる国だと確信し、22年間、ジャパンミッションを日本の皆さまに語り続けてきました。

2020年は、東京オリンピックという一大イベントがあります。
絶好のチャンスである2020年、日本から全世界へ平和のメッセージを力強く発信し、戦争の歴史に終止符を打って、平和の歴史へのターニングポイントをつくってくださることを心より願っています。

Noh Jesu