2016.04.29 コラム

壮大な経済大陸を拓いていく日本発の新しい教育と産業

「おもしろき こともなき世を おもしろく」
幕末の志士、高杉晋作が詠んだこの句は、今も多くの日本人にインパクトを与えている有名な句でしょう。
高杉晋作は私が尊敬している日本人の一人ですが、
来る5月29日、大阪にて、そんな彼のような情熱を持った日本の若者たちと、明治維新を世界レベルで起こしていく希望のビジョンを共有する一大イベントを開催します。

今人類は、歴史上かつてない激しい変化の時代にいます。
科学技術とIT技術の進化は凄まじく、AI(人工知能)やロボット、バーチャルリアリティ(仮想現実)マシンなどの登場によって、今まで私たちが当たり前に行っていた仕事が奪われ、当たり前と思っていた現実空間さえも、根底から揺さぶられている状態です。
そして人間の精神性、人間の存在意義、人間の仕事、人間の生き方すべてが大きな危機に直面し、「人間とはいったい何なのか」「人間は何のためにどう生きればよいのか」「現実とは何なのか」といった本質的な疑問を突き付けられています。

危機を示すなによりの証拠は、日本をはじめとした先進国で爆発的に増加している精神疾患です。
まさに鬱大爆発の時代に突入しているといえるでしょう。

これから人類文明は、無と有の融合の時代に入っていきます。
NRグループが約20年かけて開発した認識技術「観術」は、ポストIT時代の人間開発技術であり、同時に既存の産業すべてを底上げすることができる源泉技術でもあります。

鬱を治すことができ、心も体も健康に生きるためには、
「心の秘密」別の言い方をすると「無の秘密」を悟り知ることが必要です。

イギリスから始まった産業革命は、石や鉄、石油などをそのまま使っていた1次産業から、それらを人為的に加工し、飛行機や車やロケットを作ることで成功しました。
それが現在のIT革命、スマート革命にまでつながっています。

しかしそれらすべては、人間が認識している「有」の世界の開発開拓にとどまっていて、人間の意識の最も深いところにある「無の秘密」の原理を活用する教育や産業も、まだ起きていません。

「ITの作動原理」と「意識の作動原理」と「宇宙の作動原理」を、たったひとつのデジタルの動きで認識できる認識技術を使って、人間の認識機能の進化を起こし、既存の産業のあらゆる技術を底上げし、壮大な経済大陸を拓いていく。
その土台となる新しいグローバルスタンダードの基軸教育がこの日本で完成しているのです。

どうすれば世界的な経済危機を解決できるのかについても、教育と経済を融合した「Edunomics(エデュノミクス)」を提案しています。お金をどんなに印刷しても、一部の金融権力に吸収されて通貨蒸発してしまう今、これまでの経済政策はもう通用しません。

これから私たちが投資すべきは、何より人間です。
人間の認識の次元の進化に投資し、それを通して人間の新しい生き方、新しい職業、新しい産業を花開かせていく、その出発になるのが大阪です。

日本が心の時代、さらにはアジアのルネッサンスの時代をリードすることを宣言する歴史的な日となる5月29日のイベントで、一人でも多くの日本のみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

Noh Jesu