2023.04.25 アモール・ファティ祭

第4回日本文明のアモール・ファティ祭 開催報告

【生死を超える文化をもつ日本文明】
第4回日本文明のアモール・ファティ祭を開催しました。850名を超える方にご参加いただき大変盛り上がりました。ありがとうございます。
アモール・ファティとは、哲学者ニーチェのことばで「運命愛」を意味しています。

どんな酷い境遇でも、自らの生を深く愛し、自分自身の運命を積極的に受け止め愛するという意味です。
日本文明は、このアモール・ファティを集団で実践し続けた唯一無二の文明です。

かつて、士農工商の時代には、身分が高い武士(侍)はとても貧しかった一方で、逆に身分が低い商人はとても裕福な生活を送っていました。例えば、武士は爪楊枝を咥えて肉を食べたふりをし、商人は武士を馬鹿にしながら、武士の前では頭を下げるなどの二重性が育まれました。

今の社会には、何もやりたくない無気力な空気が漂っていますが、二重性の観点で解釈すると、実は心底やりたいことがあるという隠れた意思を感じます。

アメリカに核爆弾を投下されてもアメリカを恨まず、ただひたすら時を待つ日本の二重性に、私はとても神秘的なものを感じます。

今回も長岡美妃さんがファシリテートのもと、冨沢さん、塩見さん、荒牧さん、原田さんの5人のSAMURAIと
「生死とは? 生死をどう超えたのか?」について熱く語り合いました。

この日本文明には、義の文化の決断と覚悟、そして生死を超えた共同体への愛があります。そんな日本文明だからこそ、1秒を138憶年のように生きることが楽しくてたまらない時代をつくることができると思います。

次回、第5回アモール・ファティ祭は5月20日(土)開催予定です。
皆様のご参加をお待ちしています。

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https://www.noh-jesu.com/schedules/2869