2020.01.12 令和哲学シリーズ

【令和哲学41】2020年(令和二年)日本に住んでいる私たちにとって最高の一年にするために②

今の世界情勢を見てみると、年明け早々に、アメリカとイランの武力による報復攻撃が繰り返され激しい国家間の緊張状態が激化しつつあります。

グローバルな視点から見てみれば、依然として軍事経済が中心の状態が繰り返される中で、私たちに何ができるのか。前回お伝えした通りに、読者の方からの質問に答えていきたいと思います。

質問:オリンピック以降の日本の景気はどうなるのか?(少子高齢化問題、教育改革、日本の経済成長問題、デジタル後進国日本の問題などについて)

【令和哲学40】(https://blog.noh-jesu.com/entry/2020/01/05/070000でお話ししたように2020年は今までと今からに大きく分かれるタイミングです。

東京オリンピックをフォーカスするのではなく、むしろ『2020年』へのフォーカスが適切です。日本は昨年元号が令和となり、新天皇の即位の礼が10月に行われ、本格的な令和の1年は2020年が初めてとなります。

ですから新しい時代のビジョン、令和の前と令和からの時代はこう変わるという、日本独自の規定(ディファイン)がとても重要です。

ちょうど今年の干支の「庚子(かのえ・ね)」は60年サイクルの始まりの年。いままでは、物質文明だとしたら、これからは精神文明がスタートします。

人間の脳が支配する物質文明・体中心の文明から、2020年からは体(脳)ではなく心を中心にする文明に生まれ変わり、本格的なチームプレイを大事にする時代にはいります。

その変化のエンジンが、軍事経済中心の戦争ゲームから、教育経済中心の尊厳ゲームに変わることです。つまり「脳の時代」から「心の時代」へと変化する、今までまったくない教育コンテンツを世界基軸教育として日本から全世界に、教育技術として教育商品、教育産業化して販売していく知恵が必要な時なのです。

では、前回1964年の東京オリンピック以降に日本がいざなぎ経済といわれた高度成長をやり遂げたように、さらにそのいざなぎ経済より100倍高度成長に行くためには何が必要なのでしょうか。

目標自体を小さく見たら何も変化は起きません。本気で文明のプレートを変えるくらいの心の決断、新文明を創建する主導権を発揮する日本を創れるのだという心が大事です。

そして「メイドインジャパン」、ものづくりに大ブームが起きた時の爆発より100倍爆発するためには、“ものづくり”から“心づくり”今まで人類が見たことのない新しい“組織づくり”へ、「心が何なのか」「組織が何なのか」を理解するハートオブジャパンが求められています。

国全体のセッティングがメイドインジャパンからハートオブジャパンに生まれ変わり、世界を“心”と“組織創建”というコンテンツでリードする決断が必要なのです。

心のブーム、組織創建のブームを全国に蔓延させていく、それを2020年日本人一人ひとりが希望あふれて実践することで自然にうまくいくタイミングです。

日本の力強い経済の元気さが、全世界の経済の元気さを引っ張っていくイメージが何より大事です。

そして、アナログ認識からデジタル認識に変わること。

 

デジタル認識に変えるためには、今までの体の目で見たままでデジタルに行くのは無理で“源泉的な動き「1」”である本来の心から観る必要があります。

これまでは、心が何なのか?心は主観的なものだからと客観化することが困難とされ、誰も定義できませんでした。客観化されないものは、当然技術化できず商品化もできません。

しかし心自体を正確にディファインでき、心の客観化に成功すれば、技術化、商品化、職業化、産業化が可能となり、それがすなわち膨大なチャンスとなるのです。

すべての宇宙自然はこのアナログの主語述語(S+V)で動いていますが、デジタル化させてすべてを理解可能にし統制可能にすることで、心の時代、心の産業が発展し、日本全体を、そして世界の教育と経済を活性化することにも貢献できる日本をつくることができます。

今、世界のデジタル覇権を米中が激しく争っている現状です。

日本をはじめその他の国は、その巨大IT、ハイテク企業の示す方向に従わざるを得ないほど格差が開いています。2019年に出された成長戦略「未来投資戦略2018」では、このような圧倒的な格差に強い危機感が示されていました。

メイドインジャパンに代表されるように日本は今まで高い技術力を世界から評価されていましたが、今はむしろ後進国になりつつあるという見方が多くなっています。 世界の企業の株式時価総額ランキングの推移を見て、日本が取り残されているのではないかという声もあります。

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ニッセイ基礎研究所より引用(https://www.nli-research.co.jp/?site=nli

そしてグローバル化がどんどん進む中、実際日本人は外国からの労働者に負けてしまい、「無用者階級」が増え仕事も減り、孤独死する人もいる現状です。

そしてIT業界はアメリカや中国が先頭切っている今、ビッグデータについても日本は蓄積ができる器がなく、結果的にビッグデータによって世界が支配されてしまい、かなり危機を感じるようになるのは当然な流れです。

では、ビックデータの蓄積も今からでは難しく、人口も足りない日本は、ただ負け組になるしかないのでしょうか。

勝利する道はあります。

 

その道は、主語・述語がある物質のアナログ運動方式を、主語・述語がないデジタルのエネルギー運動方式に変換させる認識技術を、プログラミング教育の必修として取り入れることです。

これは、“コンピュータの作動原理”と“人間の意識の作動原理”と“物質の宇宙の作動原理”が同じ作動原理であることが大前提となる時に、当たり前の話となります。

そうなった時、電子半導体・光半導体・量子コンピュータをはるかに超える「心の半導体」、宇宙・自然をコンピュータ画面で認識できるPC(Personal Computer)からPU(Personal Universe)の時代に変えるデジタルマインドを活性化させるデジタル教育革命を起こすことになります。

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それは私たち人間がAIを完全に統制してAIにどんな仕事をさせるのか、自分がつくり出している目の前の宇宙を自分が完璧に統制できることでもあります。

IT技術力で今、アメリカや中国を越えるのはかなり難しい。それを越えるためには教育です。日本独特のこの“コンピュータの作動原理”と“意識の作動原理”と“宇宙の作動原理”を全部デジタルで同じであることを理解できるそんな教育を、日本から全世界に「世界基軸教育」として広げていくこと。それはデジタルマインドが爆発していくことにつながります。

これまでのIT技術のSEは暗記してプログラマーになっているので、多様なクリエイティブの生産につながりません。それどころか逆に人間が機械化されてしまいます。

高級IT人材が育たない理由は実はそこにあります。

人間が機械化されてしまってはもったいない。だからこそ、その今までのIT教育の限界を突破する必要性は非常に大きいといえます。

昔の東洋の悟り、侍の心とつながった新しい教育として花開いたときには、日本の精神がしっかりと立ち、魂で勝負するだけでなく霊魂で勝負ができる“源泉的な動き「1」”とつながった、“心”がしっかり育つ教育が実現します。

質問:団塊の世代が75歳以上になり出産率がすごく低い中で、少子高齢化問題に対するノさんのビジョンを詳しく教えてください。

実は、少子高齢化問題も教育の抜本的改革で解決することができるのです。

これからの教育では、8歳までに“宇宙の作動原理”、“コンピュータの作動原理”と“人間の意識の作動原理”が明確にわかるような教育が必要です。

そうすれば10歳になったらAIにアルゴリズムを入れることができ、目的関数を入れることが可能になります。

さらに15歳になったら自分の会社をもって独立でき未来に希望がもてる、そんな教育革命を起こすことです。

8歳10歳15歳の独立の教育革命により、小学中学高校大学の枠組みも変化し、家庭教育が根本的に見直されます。大人たちも人間とは何なのか、生きることとは何なのか、死とは何なのかを知りたい。

“意識の作動原理”“宇宙の作動原理”“コンピュータの作動原理”をイコールにすることは東洋の悟りがバージョンアップすることです。そうなれば誰もが健康な状態で年齢を重ねることができます。

今の75歳の方々が仕事のできる状態をつくりながら、8歳10歳15歳での独立を促進すれば、若い世代がどんどん結婚して健康な精子と卵子が健康な時にどんどん子供が生まれます。それと同時に高齢の方もどんどん悟っていって、ものすごく力動性溢れる日本になります。

問題だった少子高齢化問題が日本の大きなチャンスに大転換し、健康で希望あふれる仕事ができる人口がどんどん増えていきます。

そして徹底的にこの教育がベースになれば、AI時代だからこその豊かで可能性に満ちあふれた未来を生み出す、多種多様な産業が誕生します。

先進国が越えるべきすべての課題を、ひとつ残らずチャンスに大転換し、底上げさせる「世界基軸教育」を土台にした生き方モデルを具現化できる、人類初の勇気ある集団は日本しかありません。

なぜならば日本は、明治維新で全世界をアッと驚かせ、残酷な原爆を受け入れても相手を恨まず心の平和に成功し、その精神の素晴らしさで戦後復興に大成した世界一勇気がある集団だからです。今ここ完全観察システムであるnTechエヌテックが、日本のエンジンチェンジ革命であり教育革命である令和維新、心が脳に勝利する「心の時代」に貢献できれば幸いです。

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